こんにちは、アメリカオレゴン州在住で2匹の愛犬と暮らしているまるです!
今日は「ドッグパークに愛犬と行ってみたいと思っている」けれども「まだアメリカでドッグパークに行ったことがなくて少し不安な人」に向けた記事です。
初めて行く時はいったいどんなマナーに注意したほうがいいんだろう?と疑問に思いますよね!
この記事を読めば愛犬との初めてのドッグパークデビューで気をつけるべき10のマナーがわかります!
基本を頭にしっかり入れて楽しく過ごす準備をしましょう!
1. 中に入るまでリードをつけたままにすること
車を降りてからドッグパークの内側に入るまではしっかりリードを繋いでおきましょう。
駐車場で車を停めたところからリードなしで一直線でドッグパークのゲートを目指す犬を何匹もみたことがあります。
その間にも周りではドッグパークを後にする車、これから駐車スペースを探そうとウロウロしている車が周りにはたくさん。このような危険な様子を目撃したことあります。
パークによっては2重扉になっているところもあります。1つ閉まっているのを確認してから、もう1つを開け、自分の犬を放ちましょう。
外したリードはエントランスにかけておく人が多いですが、手元でしっかり管理しておきましょう。
紛失・取り違えの可能性もそうですが、この後愛犬が他の犬とトラブルになった際にすぐつけられるように持っておくためでもあります。
2. ワクチン接種済みであること
多くのドッグパークは狂犬病、混合ワクチン必須の掲示があります。
自身の犬、他の犬の安全のためにしっかり住んでいるエリアにあったワクチンを接種完了させてからいくことがこの地域全体の犬の健康にも繋がります。
狂犬病ワクチン接種の際にもらったタグを首輪につけておくことを義務化している公園もあります。しっかり確認しましょう!
また不特定多数の犬が集まるドッグパークでは、さらみノミダニの予防薬が重要になってきます。
ノミダニの予防薬は必須でないところの方が多いですが、お世話になっている獣医さんに「このエリアでは必要かどうか」を事前に確認しておくと安心ですね。
3. 排泄物をしっかり片付けること
アメリカの無料のドッグパークは市や郡から委託された管理者も存在しますが、排泄物の処理は飼い主の責任です。
排泄物からウィルスや寄生虫が伝染することもあります。また人間も踏んでしまいドッグパーク外に車に自宅にどんどん広めてしまうことになります。
愛犬だけでなく、飼い主、自宅で待っている子供にも危険に晒すことになってしまいます。
1人1人が公園をキレイに保つことを心がけて、みんなが気持ちよく遊べる場所をキープしましょう!
うんち袋は提供されることが多いですが、1日の終わりだともう空っぽ!なんてこともあります。自身で用意していくとどんな時も安心です。

こう言ったうんち袋を収納できるケースも1つあると便利です!
4. 発情期のメスは連れて行かないこと
発情期の犬は意図せずにオス犬を興奮させてしまいケンカや怪我に繋がってしまうこともあります。
そのため、多くのドッグパークでは発情期のメス犬は禁止されています。
去勢前の犬は禁止されていないことの方が多いですが、ハンピングなどメス犬だけでなくオス犬に対しても不適切な行動がないようにしっかりと見守りましょう。
5. アグレッシブな犬は連れて行かないこと
攻撃的な犬は他の犬だけでなく人間にも怪我をさせてしまう可能性があります。自分の犬の性格がしっかりわかるまでドッグパークデビューは控えた方が安心かもしれません。
しっかりとした散歩や犬の成長ステージにあったトレーニングに参加させるほうがよっぽど犬のエネルギー発散、健康的な成長に繋がります。
6. しつこくしないこと
クンクンかぎ回ったり、追いかけ回したり、例え犬らしくて可愛いなんて思っても、片方が明らかに嫌がってる場合は早めに止めに入った方がいいです。
ハンピングやマウンティングも度を超える前にストップをかけましょう。
ただストップをかける人間も、猛ダッシュして、大声で止めに入るのでは他の犬の興奮を煽っているようなものです。冷静に対応していきましょう!
7. 食べ物を持って行かないこと
人間の食べ物ももちろんそうですが、トレーニング用のトリーツも持参NGです。
例えばどうしてもトリーツが自分の犬の呼び戻しに必要なら、その犬はまだドッグパークデビューには早いと思った方がいいです。
リソースガードをする傾向のある他所の犬がそのトリーツが気になって、争いに発展する可能性もあります。
またレジャーシートと軽食を持ってピクニック気分の人を見かけたことがあります。その家族は必死で「No! No!」と次から次に来る犬を追い払っていましたが、そもそもドッグパークでピクニックがNGです。
8. 犬から目を離さないこと
ケータイや他の犬親さんとのお話に夢中になるあまりに自分の犬の行動の監視が疎かになる人が多いです。
犬がうんちをしていても、他の犬にちょっかいを出しすぎていても気付かぬままという飼い主が多いです。1人で2匹以上連れてくる人は特に要注意です。
1人あたりで連れて行ける犬の数に制限のあるパークもあります。多頭飼いの家庭は事前にルールをしっかり確認しましょう。
リードを片手に愛犬を常に見守れる位置にスタンバイして、必要あればすぐ駆けつけてリードをつけられる状態でいましょう。
9. 他の犬を許可なく触らないこと
ドッグパークは無料のふれあい動物園だと思い込んでる人が時々現れます。
特に犬を連れずにくる人には「連れ去りをするんじゃないか」と周りを警戒させてしまいます。
知らない人の犬を触らせてもらう場合は「May I pet your dog?」と一言添えるのがマナーです。
10. 子供の入場制限をまもること
Toddler(幼児)禁止、ベビーカー禁止と掲示してあるドッグパークもあります。
犬は動くものを追いかける習性があるので、よちよち歩きの子供にはドッグパークはとにかく危険すぎる環境だと思います。
またベビーカーで横たわっている犬の尻尾を引いてしまったりすることも。ベビーカーのような動く物体に慣れていない犬にとってはストレスでしかありません。
子供は走りまわったり急に大きな声を出したりして、犬を刺激してしまうことがあります。
犬の安全だけでなく、子供の安全もしっかり考える必要があります。
自分の大切な家族を守れるのは自分だけです!
ドッグパークは犬が楽しむところであり、子供を野放しにして運動させるところではありません。
まとめ
アメリカのドッグパークで気をつけたい10のマナーをあげてみましたが、どうでしたか?
- 中に入るまでリードをつけたままにすること
- ワクチン接種済みであること
- 排泄物をしっかり片付けること
- 発情期のメスは連れて行かないこと
- アグレッシブな犬は連れて行かないこと
- しつこくしないこと
- 食べ物を持って行かないこと
- 犬から目を離さないこと
- 他の犬を許可なく触らないこと
- 子供の入場制限をまもること
ドッグパークに行く時は「愛犬と他の犬が安全に過ごすにはどうすればいいのかを意識する」ことを念頭におけば難しいことはないと分かりましたね!
アメリカは広くて、ドッグパークもあちこちにあります。近所のドッグパークや、ロードトリップ中にドッグパークを利用できるチャンスもたくさんあるとおもいます。
今回の10のマナーを意識して、愛犬と楽しく安全にドッグパークを楽しみましょう!
本日も最後までお付き合いありがとうございました!