アメリカ生活

アメリカでアパート暮らし〜実際に経験したご近所トラブルと対処法

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こんにちは、アメリカオレゴン州在住のまるです!

今日はアメリカの集合住宅生活では避けては通れないご近所問題の話です。

私が実際に体験した数々の問題と、その問題が起きた時にどう対処したのか、そしてその後どうなったのかをシェアしたいと思います。

夫がミリタリーに在籍していてオンベースに住んでいた頃は、お互い公私共に問題を起こしたくないからそれなりに守られていた秩序。

しかし、外の世界に出るとそこは自由の国アメリカ!各々が結構好き勝手生きているなぁ〜という印象を抱かずにはいられませんでした。

ゴミ問題

私の住んでいるアパートでは日曜日から木曜日の20時頃までにドアの前(ゴミ1袋まで)を置いておくと回収してくれるサービスがあります。

※もちろん、それ以外の日にゴミを捨てたい場合、もっと捨てたいものがある場合は自分でゴミをアパートの敷地内の集積所に持っていくことも可能です。

このゴミ回収サービスを利用したい人は18時くらいから20時くらいにゴミを玄関前に出すように指示されています。

それなのにも関わらず仕事から帰ってくる時間の都合なのか、毎晩22時頃に玄関に出すご近所さん。

これが日曜から水曜日ならまだいいわけですよ。1日黙ってれば翌日の20時には回収されるわけですから。

それでも毎日通るたびに置かれてるゴミは不愉快です。

さらに不快なのは木曜の22時に出されたゴミは3日後の日曜の20時まで回収されないということです。そうなると夏場はハエがわき、臭いが廊下中に充満し、ネズミもやってくる可能性があるんです。

痺れを切らした私たち夫婦はアパートのマネジメントメールをすることにしました。

「◯◯号室の度重なるゴミの放置にうんざりしています。臭いとハエ問題がとても気になり不快です。しかし何よりも火災などの緊急事態の際はさらに発火物として危険であり、避難ルート上にあるのはコミュニティの安全上よくないのでどうにかしてください!今一度この新しい入居者にアパートのゴミルールの徹底をお願いします。」と写真付きのメールをしました。

クレームのポイントは私たち夫婦だけが不便であるわけでないこと、コミュニティの安全にも関わっていることをしっかり明記することによって即座に対応していただけました。

が、今でも週3くらいでゴミ放置の日があります。そして今はまた涼しいシーズンなのでそんなゴミ問題は見かけの問題を除いて気にならなくなり目を瞑っています。

しかし、もしこれがいつか実際に火災でさらに火が広がる要因や、通行の妨げになったことが判明すれば、以前のメールの記録を用いて「過去にもこういうクレームをつけたのにも関わらずこうなったのはアパートの管理能力の怠惰のせいだ!」としっかり保険金を請求する予定です。

騒音問題

私の住んでいるアパートでは22時から翌朝8時までは静かにするように規約にあるので、これまで多少の騒音は我慢してきました。

しかし、新しくやってきた隣人は容赦なかったのです。朝8時くらい22時まで構わずアパートが揺れてるんじゃないか?というくらいのガンガンの音楽をかけ出すんです。あえてなのか、しっかりと静かにしないといけない時間は守っている…

私たちは迷いながらもクレームを出すことはありませんでした。

しかしクレームを入れようかな〜と考え始めた頃、お隣さん曰くこの隣人が入居して1週間経たないうちに、同じアパート内の複数の住民がクレームを入れたようで騒音問題は無事収まりました。

コロナ禍で多くの人が自宅から勤務していたので、多くの声が届いたようで安心しました。私たちは我慢しましたが、やはり不愉快なレベルの音はクレームを出してもいいのだと学びました。

犬のうんち問題

毎日直接的に被害を被っていたわけではなかったのですが、駐車場へ向かう際は必ず通り道になる部屋のバルコニーに山積みの犬のうんちがあったんです。

※中型犬1匹なら1週間分くらいの量です。

鼻にくる臭いや通るたびにハエにたかられ、流石に2匹の犬の飼い主の私でもイラっとくる状況でした。いや、犬を飼っているからこそ腹が立ったのかもしれません。

「ちょっと私クレーマーすぎるんじゃないの?」って少し迷いましたが、アパートの規約には犬のフンの不始末は1回あたり$50の罰則と記載があったのでクレームにしてもいいかと判断しました。

マネジメントには写真付きで「◯号室の犬のフンの放置状況は目に余ります。コミュニティの衛生管理と健康のためにも対処よろしくお願いします。」とメールをしたところ翌日にはキレイになっていました。

ファイヤーレーン駐車問題

ファイヤーレーンはみなさんご存知の通り赤塗りの停車も駐車も禁止のエリアです。

火災が起きることなんてそうそうないし、実際に火災が起きても必要あらば窓ガラスを割って突っ切って消火栓を利用すればいいだけですから、見て見ぬ振りをすることもできました。

5日もしれっとファイヤーレーンに停めていて、我が家もパーキングの位置的に出しずらさがあったので、これもマネジメントにメールをすることにしました。

しかもこれ、停めている車の持ち主は現在進行形で先ほどのゴミ問題を継続中の住人の車なんです。

そして車にアメリカで今流行りの(あれポートランド周辺だけですか?)Student Driverのシールがあちこち4枚貼られていました。

アパートに連絡した際は少し皮肉も込めて「この車の持ち主はStudent Driverでまだルールがあまりよく分からないのかもしれません。ファイヤーレーンの駐車であり、コミュニティの安全のためにも1日も早くルールを教えてあげて下さい。」と連絡したところ2時間後にはしっかり移動されてました。

コミュニティの安全、火災に関わることはアパートも問題を問題として放置しておくことはできないので、すぐ対処してくれてありがたかったです。

まとめ

集合住宅に住んでいる以上、ご近所問題というのはなかなか避けては通れない道だとは理解しています。

クレーマーにはなりたくないけど、どの問題も自分からは決して問題のある家に行くことはしません。せっかくいる管理人に相談して対処してもらう方法が安全だと思っています。

そしてクレームをつけるかつけないか迷った時は、入居時にサインする規約を確認してみるのも1つの手だと思います。

罰金対象なら間違いなくクレームをつけていいですし、騒音も静かにしなければいけない時間にうるさければ躊躇う必要もありません。

またコミュニティの安全に関わることも伝えればアパートも安全に関わることは、火災などの緊急時の保険の請求にも関係してくるので即対応してもらえるはずです。

こんな私もアメリカに来て2、3年は多少不便に思うことはあってもクレームをつけることはありませんでした。「これくらいでクレームつけていいのだろうか?」と考えたり、「そのうち良くなるだろう…」と考えたり。

ただ、せっかく家賃払って住んでいるわけですから、ストレスなく住みたいと思うようになりました。アパートと交わした契約もあるので、こちらも規約を周りに守ってもらう義務がある!とちょっと強気で捉えられるようになってから、アパート暮らしが少し気楽になったような気がします!

みなさんも、我慢ばかりせず時にはクレームを言ってみるのも全然ありだと思いますよ!

本日も最後までお付き合いありがとうございました!