こんにちは、オレゴン在住のまるです!
今回は夫が根管治療を受けた時の体験をまとめてみました。
- アメリカで根管治療を受けた人の体験談を知りたい
- アメリカで根管治療をする場合の流れと費用を知りたい
そんな方に向けて参考となる記事になればと思っています。
アメリカの歯科事情
アメリカでは通常年に1回から3回ほど町の歯医者さん一般歯科(general dentist)へ定期クリーニングに行きます。簡単な虫歯の治療も行ってくれる身近な存在です。
アメリカではさらに町の歯医者さんの他に歯科に関する6種類の専門医がいます。
一般歯科と専門医とが紹介状(リファーラル)で連携することによって、紹介元から紹介先へ必要な情報は全て送られ、より確かな治療が受けられるシステムになっています。
- Pedodontist 小児歯科専門医
- Orthodontist 矯正歯科医
- Periodontist 歯周病専門医
- Endodontist 歯内療法専門医
- Oral Pathologist 口腔病理医
- Prosthodontist 補綴専門医
今回は一般歯科(General Dentist)から施設の整っている根管治療の専門である歯内療法専門医(Endodontist)を紹介をしてもらいました。
根管治療の流れ
歯医者で定期検診
定期検診の際に以前治療した虫歯に問題が見つかり、歯内療法専門医のもとでさらに詳しい検査を勧められる。
専門医で処置
事前にメールにて保険に関する書類などののやり取りは済ませていたので、名前を告げて受付でチェックインします。
専門医の問診、器具を使いながらて口内の診察をうけます。そしてCTスキャンをし簡易的な口内レントゲンもとります。
この段階で本当に根管治療が必要なのか、他に問題がないかを見極めているようです。
実際に治療することが決まり、まずは麻酔をしました。痛みを感じている部分の歯をゆっくり削っていき、神経を取り殺菌消毒もします。
その処置が終わると、空洞を埋める作業に入り一連の治療は入室後50分ほどで終わりました。
歯医者で処理
後日、一般歯科へ行き、歯の内部に再度菌が侵入してこないように被せ物(クラウン)の作成を行います。
こちらに関しては終わり次第、流れ、費用ともに追記をする予定です。
根管治療の費用の内訳
診察とレントゲンは全てカバーされたようで、逆にCTは全額自己負担でした。1番値段的に不安だった治療の部分は6割自己負担でした。
なので今回、歯内療法専門医(Endodontist)のもとで実際に払った費用は$1625.60です。日本円で換算すると25万6844円です。($1=¥158)
保険適用前 | 保険適用後 | |
診察 | $180 | $0 |
レントゲン | $46 | $0 |
CT | $275 | $275 |
歯削り、神経取り、殺菌 | $1849 | $1109.4 |
空洞埋める | $402 | $241.2 |
$2752 | $1625.60(自己負担) |
利用した歯科保険
参考までに、私たち夫婦が入っている歯科保険について簡単に記録しておきます。
Aetnaによる連邦政府と郵便局勤務者のためのプランに加入しています。
スタンダードかハイオプションを選ぶことができ、我が家では2週間に1度、給料から天引きでハイオプションに加入しています。夫と私の2人なので$43.73のところです。
今回の治療の費用の4割を保険会社が負担してくれたようです。
加入している保険によってベネフィットが本当に違うので、皆さんも保険を今一度確認してみましょう!
右側の表のように、何がどれくらいカバーされるのか知っておくと、安心ですね。

まとめ
街の歯医者で問題が見つかると、専門医のもとで治療を受けることになるアメリカの歯医者システム。今回は根管治療の専門医である歯内療法専門医にお世話になりました。
その道の専門医に診てもらえる安心感はアメリカの歯科医療で好きなところです。日本では1回の治療では終わらない根管治療が、アメリカでは50分続けての治療で1度で完了するのも安心だなと思いました。
※もちろん後日クラウンをつけてもらうために、後日いつもの一般歯科にお世話になる必要はありますが。
またアメリカの医療費が高いと言うのは本当ですが、加入している歯科保険によって少しは助けられています。
最終的な自己負担額は歯科保険の有無、また入っている歯科保険の種類によってもカバー率が全然違ってくるのだなと思いますが、健康保険とは別に歯科保険に加入しておいて良かったなと思えました。
本日も最後までお付き合いありがとうございました!