こんにちは、アメリカオレゴン州在住のまるです。
今日は私たち夫婦によく聞かれる質問「どうして国際結婚生活が上手くいっているのか?夫婦円満の秘訣は何か?」についてお答えしていきたいと思っています。
私たちは、2013年に結婚して2025年の今年は無事12回目の結婚記念日を迎えることができました。
最初の2年は日本で暮らして、残りの10年はアメリカで暮らしています。この異国の地で出身地の全く異なる夫婦がどうして長続きしているのかを考えていきたいと思います。
ここで1つことわりを入れておきたいのですが、個人的は離婚を選択する人生は特別に悪いことだとは思っていません。離婚をするということは時には幸せな人生を送る上で必要な選択肢であると思っています。
それでもせっかく結婚したなら、可能な限りいつまでも夫婦円満でいたいじゃないですか?
今日は私たち夫婦の結婚生活12年を振り返ってみて、「夫婦円満」の秘訣について考えていきたいと思います。
こんなこと書いといて、来年「12年で国際結婚生活に幕を閉じた理由」なんてタイトルで記事を出していないことを願うばかりですが。
それではみていきましょう!
1. キレイの度合いがあう

一方が極端に綺麗好き、極端にだらしないと難しい気がします。私たちはおそらく同レベルのキレイ度で満足できている気がします。
家庭内の掃除はほぼ私の仕事です。掃除機は特に物を動かさないでできる範囲をさら〜っと週3くらいかける程度。
トイレ掃除は週1回くらい何かがこびりついてるなって時にする程度。
前日の皿が翌日の1枚2枚残っていたって大して気になりません。
扇風機はシーズンに1回掃除するだけだし、シーリングファンは埃が降ってくるまで掃除しないし、オーブンに至ってはアパート入居以来1度も掃除していない…
それに夫が最初の結婚生活10年、立ちションをしていても私は別に気になりませんでした。ただ日本人の家に行く機会があり、日本人の家では座ってやるんだよ!って1度教えたところから自宅でも座ってするようになりました。
それはそれでありがたいなと思っていますが、別に立ちションでも正直気にならないのです。
やはりキレイ具合がマッチするのは重要だなと考えさせられます。
あえてあげるなら靴下の脱ぎっぱなしはやめてもらいたいな!と思うことがあります。でもこれは我が家の2匹のワンコが対処してくれているので、面白おかしく流せています。脱ぎっぱなしの靴下を見つけると咥えて顔を振りながら走り出すんです。「ほら、面白いもん見つけたよ!」と言わんばかりに。
2. 食べ物の好みがあう

食べ物の好みが合う、価値観が似ているという点です。私はそんなに料理が大好きとは言えません。19歳の頃から親と離れて暮らしてきたので、できないこともないですが、そんなにたくさんのレパートリーはないです。また夫も私もそんなに食に力を入れてきた環境で育ってきていません。
例えば大量のビーフシチューを作って、昼夜ご飯そして翌日の昼夜ご飯がまた同じあまりものメニューでも何とも思わないタイプです。
職場に持っていくランチが例え1週間同じチャーハンでも、1週間同じ具のサンドイッチでも何とも思わない。むしろ「今日もランチ美味しかったよ」ってたとえ前日とそのまた前日と同じでも褒めてくれます。
外食に関しても食べたい物はお互い交互に決めますが、どちらが何を決めてもオッケーとひとつ返事で合致するので、食の好みがが合うのは大切だなと思わされています。
私自身が大の日本食ファンであるわけでもない、夫自身が大のアメリカン料理ファンであるわけでもなく、中華、インド料理、メキシカン、ベトナム、ハワイアン料理など幅広く何でも食べられることによって食による衝突がないのも大切な点だなと思っています!
これが逆に妻はコテコテの日本食好き、夫はアメリカン好きだったとします。せっかく作った日本食を横目に、俺はタコベルでも買ってくるわ!なんて態度だったらバランスが合わなかったかもしれません。
3. 嗜好品の好き具合が合う

これはタバコとお酒ですね。
結婚当初は毎晩一緒にお酒を飲むくらいお酒好きでした。ビール、カクテル、フローズンマルガリータ…リキュールのボトルは常に15本くらいあってバーのように何でも作れるような環境でした。
そこから一緒にぶくぶくと太っていって、健康のために週末ドリンカーに一緒に転身しました。30代の今では年に2、3回飲むか飲まないか程度まで一緒に落ち着いてきたものです。
やっぱりこの飲む頻度が合うと言うの大切な点だなと感じています。
またタバコはお互い吸いませんが、これも特に好き嫌いがはっきりする物なので好き具合が一致していないとお互いストレスなのではないかと考えています。
私の両親と夫の父もヘビースモーカーで、タバコの臭いにうんざりしながら育ってきました。お互いタバコは嫌いと一致しているので良かったと思っています。
この嗜好品の好き度に不一致があると、次のお金の価値観にも影響が出てくると思うんです。
4. お金の価値観が合う

お金の価値観というのも昼夜で変えられるものでないので大切だなと考えています。一方は買い物好き、一方は節約好きだとストレスのもとになるのではないかと推測しています。
そして私たちは幸いお互い節約派で無駄と感じる点が似ています。
例えばUber eatsで食べ物を頼むということは絶対にしません。デリバリー代やチップ代を勿体無いと感じてしまうタイプです。
ネットフリックスやHuluなどの定額配信サービスも1つ以上契約することは無駄だと考えています。どうしてもみたいショーが配信されている月だけ契約しています。
またアパートに小型のジムがついているのでジムの契約をすることも無駄だと考えているところも似ている点です。
大きな家に住むこと、レンタル倉庫を借りることを無駄と考えている点も似ています。
年に1度は持ち物を一緒に見直す機会を設けて、使用していないものが家庭内でスペースを取ることがないように管理できているのもストレスフリーで生活できている秘訣かなと思っています。
5. 育った環境が似ている

育った環境が似ているというのも夫婦円満の秘訣だと思っています。
私と夫の両親は同年代の両親よりも歳をとっていることが共通点なんです。40〜45歳くらいで授かった子供をイメージしてもらえればと思います。
今でこそ虐待と騒がれることですが、何か悪いことをすれば引っ叩かれるし、夕飯も抜きになるのが普通の環境で育ってきました。
欲しいものを次々買い与えられることもなく、物を大切にすることの重要性を教え込まれた子供時代を過ごしています。
駄々をこねても通らない家庭というのも似ている気がします。これ買ってくれるまでここを動かない!なんて態度を示せば、じゃあバイバイ!みたいな感じです。今の時代のGentle Parentingの逆を想像してもらえたらと思います。
若い両親でなかったので、一緒に家族旅行やイベントに行く機会がなかったというのも似ている境遇でした。
私はひな祭りやお月見、お正月など全く季節感なく育ってきました。
夫も同じくハロウィンやクリスマス、イースターにJuly 4thアメリカではいちいちイベントごとに盛り上がる家庭で育ってきていません。
こういった季節のイベントへの盛り上がり度も温度感が似ていてマッチしているなと感じます。
お互いの物事への温度感が似ていることも上手く行く秘訣なんだなと感じています。
まとめ
アメリカで暮らす日米国際結婚夫婦の私たちの結婚生活が上手く行っている理由をまとめてみましたが、どうでしょうか?
言語だとかお互いの文化の尊重とかそういうところが上がってくるかと予想していましたか?実はもっとシンプルな人間の根本的なところだったりすると思うんです。
- キレイの度合いがあう
- 食べ物の好みが合う
- 嗜好品の好き具合が合う
- お金の価値観が合う
- 育った環境が似ている
もちろん全てがバランスよく保つにも難しいとは思うんですけど、お互いの価値観を理解し尊重し合うことが結婚生活が上手く行く秘訣だと思うんです。
これは日本人夫婦でも一緒なんじゃないかなと思います。
言語とか文化の尊重って、いずれは少しずつ学んでいけると思うんですがこの5つってなかなか変わりえない物じゃないですか?
夫は日本の文化からは程遠いオクラホマ出身でしたし、なんせ出会った頃は電子辞書片手にデートしていました!笑
こんな夫婦もいるんだなと楽しく読んでいただけたら何よりです!
本日も最後までお付き合いありがとうございました!