こんにちは、アメリカオレゴン在住のまるです!
今日はボーイング727の役目を終えた飛行機をお家とするご近所さんブルースキャンベルさん(Bruce Campbell)のお話です!
ボーイング727のAirplane Home(飛行機ハウス)は、まる家から車で15分くらいの距離にあるので、「ご近所さん」と呼んでみました!
飛行機を住まいとしている人をご近所さんと呼べるのは後にも先にもこれだけかもしれません。いや、そうでもない?また後半で!
小学生の頃、テレビで見覚えがある飛行機おじさん、まさか自身が本当にアポ無しでお宅(飛行機)にお邪魔する日がくるとは想像もしていませんでした!
この記事は2021年と2023年に訪れた際の記録です。
飛行機家ハウスの基本情報
アメリカオレゴン州ヒルズボロの町中心部から少しドライブをしていくと、森の中に佇む飛行機を見つけることができます!
日本からはポートランド国際空港(PDX)が最寄りの空港となります。
1970年代、若きBruce Campbellさんは、将来何かユニークな建物を建てたいと考え、オレゴン州ヒルズボロ郊外の森(約10エーカー) の土地を購入しました。当初は普通の家を建てるつもりでしたが、後に「飛行機で暮らす」というアイデアが浮かびます。
1999年、ブルースさんは、退役した Boeing 727-200 型機(かつてギリシャのオリンピック航空が運航)を約10万ドルで購入したそうです。当時この機体はギリシャ・アテネ空港近くの保管場に置かれていました。
機体は解体せず、ギリシャからアメリカ・オレゴン州まで輸送されました。ブルースさんは航空関係者の協力を得て、機体をヒルズボロ空港まで搬入することに成功しました。
ヒルズボロ空港に着いた機体は、そのままでは道路を通れないため、主翼と尾翼を一時的に取り外してトレーラーで地上輸送。電線の撤去や交通整理などを行いながら、夜間にヒルズボロ市街を抜け、森の中にあるブルースさんの敷地まで慎重に運び込まれたそうです!
※搬入には数日を要し、作業員・大型トラック・警察の協力を得て行われたそうです!すごい大掛かりですね!
敷地内では、機体を支えるための木製と金属の基礎台座を組み、胴体を水平に固定してあります。
電気・水道・断熱工事をして、座席を一部撤去し、簡易キッチンやバスルームを設置、床暖房や換気装置も導入され2000年代半ばには、今のように実際に住める状態になったそうです。
2025年現在もブルースさんはこの飛行機内で生活しています。
飛行機ハウスの住人ーブルース・キャンベルについて
飛行機ハウスに住んでいるブルースさんはテニスが趣味の優しいおじさんという印象です。毎日のようにやってくる見物客を一人一人丁寧に対応していてすごく親切な方です。
元は電気エンジニアで、構造や仕組みを理解するのが大好きなブルースさん。「飛行機は工学の最高の芸術作品だ」と語り、退役した Boeing 727 を買い取って自分の家にしてしまいました。物静かで論理的、コツコツ作業する職人気質の人です。
森の中でひとり暮らしをし、贅沢とは無縁のシンプルライフを送っています。家具も少なく、冷蔵庫も小型で使えるものを最後まで治しながら使うという節約家の印象ですね。
テクノロジーと自然のバランスを大切にしていて、飛行機の中で穏やかに日々を過ごしています。
飛行機住宅は、彼にとって“環境保護”の象徴でもあるそうです。スクラップになるはずの機体を再利用し、「美しい構造物を生かすことが地球に優しい」と信じています。
控えめでシャイですが、とても誠実で親切なんです。見学者が来ると、穏やかに案内してくれます。派手なことは好まず、注目されても淡々と自分の信念を貫くタイプで芯の通った静かな哲学者のような人です。
日本にも強い関心を持ち、現在はオレゴンと日本を行き来しながら生活。なんと、日本でも宮崎県に飛行機ハウスを作る計画を立てています。ブルース氏がAirplane Home V2と呼ぶこのプロジェクト。
いつか叶うことを期待しています!
飛行機ハウスの特徴
日本人の友人のお家へ上がらせてもらう時と同じで、土足厳禁です!スリッパをしっかり用意してくれていて、利用済みのスリッパもしっかり使うたびに拭いてくれているようです。
機内を見渡すと日本語のポスターがあちこちにあったりします!日本が好きなんだな〜と思うと少し親近感が湧いてきますね!
本物の飛行機同様にスイッチやボタンがたくさんあって、どれも押したくなりますが触ってはいけませんよ!
トイレもシャワーも完備してあって、本当にここで生活していけるんだ!と感動してしまいました!お手洗いはもちろんあの機内のお手洗いが使えるようになっているんです!
※2023に訪れた際は、お客さん用にお手洗いが飛行機外にいくつか用意されてありました!見物客やイベントで利用者が多くなったのかと思います。
飛行機ハウスのイベント
飛行機ハウスでは夏になると音楽のイベントを催しているみたいです。
Concert on wing(コンサート)が開催されるときはこのサイトから確認することができます!
アメリカ人以外のアーティストも出演するようで、とても美しい声の持ち主なYuko Pomilyさんという日本人の方もやってくるそうです。
こじんまりした、知る人ぞ知る人が現れるイベントのようです。
駐車スペースに限りがあるので早めの到着をおすすめするそうです!
飛行機ハウスに宿泊
キャンプや機内宿泊を希望する人は事前にメールでお問い合わせをすると、泊めてくれるそうです。宿泊代は特に徴収しておらず、貧乏旅行人に優しいブルースさん!
機内で寝る際はクイーンサイズのエアマットレスと枕、ブランケットを貸し出ししているそう。また自前の寝袋を使って寝ても良いそうです。
飛行機ハウスへ行く際の注意点
路上駐車ではなく敷地に入った後、指定の場所に駐車しましょう!
2021年に訪れた際は機内のお手洗いが利用可能でしたが、2023年に訪れた際は駐車場の隅に仮設のお手洗いができていました!
もしも何かお土産を持っていく場合は、冷蔵スペースには限りがあるようなので、常温で保存できるものが喜ばれると思います!
缶詰のスープやフルーツなどが手軽に食べれそうです。
日本が好きなのでなにか日本らしいものもありですね!
飛行機の中にお邪魔する際は、飛行機右側の翼の上を歩いて入ることになります。雨の多いオレゴンでは翼の上は常に滑りやすいのでスニーカーを履いていくのがおすすめです。
多くの木が日陰を作り出しているので、夏場でもひんやりとしたエリアにあります。羽織ものがあると安心です。
子供を連れていく際は、勝手にボタンなどを触らないことが飛行機に入る条件になります。守れない場合は外からだけの見学がいいと思います。※これはシステムに影響することもあり結構厳しい様子。
チップはもしかしたら受け取ってくれるかもしれませんが、可能なら労働力で還元できると喜ばれます!
私が訪れたときは、高圧洗浄機を治せる人とそれを使って機体を洗浄してくれるお手伝いさんを探していたようです!
もし時間に余裕があったら、お手伝いしながら、ブルースさんの人生についてお話を聞いてみるのも楽しいかもしれません!
まとめ
ポートランドといえば変わり者がたくさん住んでいる街。エコで一風変わった生活をしているブルースさんに会いに行ってみてはいかがでしょうか?
久しぶりに日本語が話せて嬉しい!みたいな感じで日本人とわかるとさらに親切にしてくれる様子が嬉しいです。
外だけ見学してもいいし、中も全部見せてもらうもよし!タイミングがあえばキャンプや宿泊をさせてもらったり、翼の上で行われるコンサートにも参加できれば最高の思い出になるにちがいありません!
オレゴン州ポートランドへお越しの際は飛行機ハウスへもぜひ足を運んでみて下さい!
本日も最後までお付き合いありがとうございました!
