アメリカでは自然に愛犬の死を迎えるよりも、安楽死で最期を迎える方が多いのかもしれません。
この記事は10年5カ月連れ添ったまるの愛犬を安楽死させた時の記録です。
安楽死を考えはじめるタイミング

愛犬の安楽死を考えるはじめるタイミングは愛犬の生きている日々が「ハッピーな時間より辛い時間の方が増えてきた」というのが1つの目安だそうです。
安楽死を考える具体的な例
- 自分で起き上がるのに苦労する
- 痛み止めがないと生きていけない
- 食欲が減退してきた
- 今まで興味を示したものに興味がなくなっている
愛犬のことを一番理解してあげられるのは、やはり飼い主だけだと思うんですよね。
愛犬の安楽死をする前にすること

見送りをしたい場所を考える
愛犬の住み慣れた自宅で見送りたいのか、それとも動物病院で最期を迎えたいのかを考える必要があります。
自宅
自宅で迎えたい場合は”In Home Euthanasia + 地名”と調べると出てくるはずです。また、いつもお世話になっている動物病院からも情報をもらえるはずです。費用は動物病院で行うよりかかりますが、家族のペースでゆっくりとみとることができるのではないでしょうか。
動物病院
朝一やその日の最終枠でアポイントメントをお願いすることによって、落ち着いた静かな環境を保てると思います。99%は成功する安楽死ですが、何かあった時にもすぐ対応できる施設で行うのは安心かもしれません。費用は自宅に来てくれるサービスよりお手頃です。
愛犬の遺骨を手元に残したいかを考える
愛犬が無事にお空へ旅立った後は、遺体をどうするか考える必要があります。手元に遺骨を残しておきたい、遺骨を海に散骨したいなどの場合は確実に遺骨が帰ってくる方法を選びましょう。
埋葬 “Burial”
愛犬がお空へ旅立った後、自宅の庭に埋めてあげる場合は自分で持ち帰るのでしょう。車に敷く防水シートなどがあると便利でしょう。
火葬 “Cremation”
火葬をお願いする場合は、動物病院の提携しているところで行ってくれるはずです。遺骨を返却して欲しい場合はPrivate Cremation、遺骨の返却を希望しない場合はCommunal Cremationという他の動物と一緒に火葬できるサービスを選びます。
Private Cremationのサービスに加えて、家族や友人が火葬に立ち会えるPrivate Cremation+Viewingというオプションのある火葬屋もあります。棺を入れるサポートを一緒にでき、遺骨もその場で持ち帰れることができる、最後の最後まで愛犬を見守ることができる選択肢です。日本での人間の火葬を行うのに一番近い方法ですね。
安楽死の当日の流れ

立ち会い
安楽死は立ち会わなければならないという決まりはありません。どうしても最期に立ち会えないという場合は医師が最後まで責任を持って見てくれるようです。アポイントメントの全体の流れは下記の通りで、予約時間に部屋に案内されてから退出までは約45分くらいでした。
支払いをする
支払いは一番最初の済ましておいた方が賢明でしょう。「サービスを受ける前に払うなんて」と思うかもしれませんが、いつもお世話になっている獣医さんを信じて大丈夫です。
50lbsの犬の安楽死+プライベート火葬で$540ほどでした。
医師より説明
「安楽死のプロセスを経験したことあるのか?」という質問から始まりました。私たち夫婦にとっては初めての経験だったので、手取り足取り流れを説明してもらえました。この段階で気になること、疑問なことを納得のいくまで質問をしてみましょう。
医師による鎮静薬剤の投入(Sedation)
安楽死の際、獣医学会的には鎮静薬剤はしなければいけない決まりではないそうなのですが、多くの動物病院で先に行われるようです。麻酔を注入する際に暴れたりする危険がなくなるようで、一番安全な方法とのことです。
技術士による準備
鎮痛薬剤が聞いてきた頃、技術士がやってきて最終的な麻酔をいれる準備をしてくれます。
医師による最後の薬の投入
最後の薬を入れると、あっという間です。息が深くなりやがて心臓がとまります。気の落ち着くまで愛犬を見守り、退出して一連の流れが終わります。
遺骨の引き取り

遺骨を受け取る選択をした場合は、安楽死を行なって1週間から10日くらいで動物病院の担当者から取りに来てくださいとの連絡があります。
まる家は7日目にいつもお世話になっている獣医より「おかわりないですか?」と飼い主を労る電話を頂き感動した記憶があります。また8日目に引き取り可能のお電話をもらいました!
最期の日までにやっておきたいこと

毛を少し刈る
毛のタイプによっては少し毛を貰っておくのもいいかもしれません。小さいジャーに入れておいて、たまに眺めることができます!
手形や鼻形を取る
紙とインクを使う方法から、小麦粉で形を取る方法から、粘土で行う方法とたくさんあります。愛犬の体力を見ながら挑戦してみるのもいいかもしれません!ちょっとインクで汚れながらもワチャワチャと楽しい最後の思い出作りにもなりますね!
写真を取る
いつもの道をいつも通り歩きながら写真にしておいたり、お家で寝転がっている愛犬に寄り添って写真をおさめるのもいいですね。
好きなものを食べさせてあげる
アメリカでは愛犬の安楽死の際にkissesというチョコレートをあげるというちょっとした慣習があると聞いていました!。最後に甘い時間を迎え方ようということなのでしょう。お世話になった動物病院ではKissesのチョコレートが用意してありました!
「普段は禁断の食べ物を最期の最後にちょっとだけ」という少しビタースイートな思い出作りですね。まる家では前日に愛犬の大好物のNewyork stripというステーキの部位を自宅でグリルして一緒にいただきました!
まとめ

安楽死は愛犬が若くて元気なうちに考えておいた方が後が楽なのかもしれません。「元気なうちから最期を考えるなんて!」と思うかもしれませんが、老犬を前にすると、「後1ヶ月、いやあと2週間でも薬があれば生きていけるんじゃないか?」と決断が濁るような気がします。