- アメリカオレゴン州のペットボトルのリサイクル事情を知りたい!
- ボトルデポジットの回収方法を知りたい!
アメリカのオレゴン州では缶やペットボトル飲料を購入する際、ボトルのデポジットとして1本辺り10セントをお会計時に支払っていることに気づいていましたか?

その10セントはちゃんと後日払い戻してもらうことができるのです!
チリツモですからねしっかりと回収しつつ環境にも貢献したいですよね。
ボトルデポジットとは
ボトルデポジットの簡単な歴史
オレゴン州に『Oregon Bottle Bill』ができたのが1971年で、翌年の1972年にボトルデポジットのシステムが実際に導入されました。
町中でポイ捨てされているゴミの40%が飲料ボトルや缶だったこともあり、町の美化のために始まったプログラムでした。
時々細かなルール改正がされ、対象のボトルが拡大されたり、最初は5¢だったデポジット額が2017年の4月1日には10¢となりました。
ボトルデポジットのメリット
環境に良い
ボトルデポジットのメリットは、プログラムがあることによりリサイクルを促進し環境中のゴミを大幅に減らすことができることです。
また、システムが導入されていない州よりリサイクル率が高いそうです。
経済的に良い
リサイクル施設や返却センターでは新たな雇用が生まれます。
リサイクルにすることで埋立地に送らなければいけない廃棄物を減らすことができます!
リサイクルを徹底することにより、無駄な化石燃料の使用も抑えられます。
他の州のロールモデル
オレゴン州の成功例をモデルとして他の州でも同様のデポジット制度が導入されているようです。
ボトルデポジットのデメリット
消費者にとって不便
ボトルデポジットのデメリットはとにかく消費者にとっては不便ということです。
購入した場所によっては返却できない場所もあり、保管して返却するのが面倒です。
また、どのボトルが対象で、そうでないのか慣れるまでは大変です。
小売業者の負担
小売業者はデポジットを回収し、返金する義務があるので運営上のコストが嵩みます。
また回収した容器を保管しておく必要があるので、スペースの兼ね合いも難しいですね。
プログラムの悪用
近隣の州で購入した容器でボトルデポジット返却を受けるという詐欺なケースが多々あります。
未返却デポジットの行方
未返却のデポジットは飲料業者がキープしていて、これを環境保全活動に使うべきとの声が上がっているようです。
ボトルデポジットの回収方法
方法1 セルフサービス型
この方法はすぐにデポジットを(現金、バウチャーなどで)受け取りたい人、ペットボトルや缶飲料の利用頻度が高くない人にオススメです。
1番シンプルなのは近所のボトルデポジットリデンプションセンターに直接持って行くことで、現金化してもらう方法です。
コストコ、フレッドマイヤー、ニューシーズンズ、セイフウェイ、ウィンコなどいつものグローセリーストアの外にも一本一本自分で投入して返却できる場所があることが多いです。
返却したいボトルを全て投入後バーコード付きの用紙をプリントすることができ、それぞれのお店でお会計時にクーポンのように使用することができます。
この方法は他州に住んでいる人も出来てしまうやり方なので、州境に近い店舗だと返却のレーンがやけに混んでいたりすることが多くストレスです。
あとはホームレスに囲まれながら返却作業をもくもくとなんてこともあります。最初の2年くらいはこの方法しか知らずにやっていましたが、今思うと防犯上、正直あまりおすすめできません。
方法2 フルサービス型

おおまかな流れはこうです!
- ボトルデポジットプログラム専用のグリーンバッグを購入(10枚で2ドル)
- ボトルデポジットプログラムのアカウント開設(オンラインかキオスクにて)
- バーコード付きのシール印刷
- グリーンバッグいっぱいに空容器を貯める
- シールをグリーンバッグに貼る
- ドロップオフセンターに袋ごと返却
- 後日オンラインまたはキオスクで返金額の確認をする!
- 貯めたデポジットを利用する(キオスクで当日有効のバウチャーをプリントする)

数日後にボトルデポジットのオンラインでアカウントをチェックすると返金額を確認することができます!キオスクにてバウチャーをプリントし、お買い物でストアクレジットのように使いましょう!
バウチャーは当日に限り有効です。発行した日に食料品を買うなり、ギフトカードを買うなりしましょう。まるは1度当日に使い忘れ後日使おうと思ったら使えない事態がありました。※カスタマーセンターに連絡して無事解決済みです!
ボトルデポジットアカウントの開設
ボトルデポジットアカウントの開設はウェブサイトもしくは店頭のキオスクにて登録をすることができます。
ウェブサイトからサインアップする場合キオスクからの場合もも基本的には住所氏名などを入力して、最後には電話番号の認証をして完了という感じです。
お店のキオスクはたまに混雑することがあるので、オンラインで登録した方が誰か後ろで待ってて焦っちゃう!みたいなことが避けられるもしれません!
ボトルドロップの発券機でできること
デポジット額の確認
オンラインでも確認できるデポジット額ですが、キオスクでも確認ができます!

シールの発券機

ドロップオフの際にみどりのバッグに貼り付けるのに必要なバーコードなどの印字されたバッグタグ(ステッカー)を印刷することができます。1度に10回分印刷され、1日に20枚まで発行可能な
バウチャーの発券
ドロップオフしたグリーンバッグがセンターで開封され数がカウントされたら、オンラインもしくはキオスクにて確認ができます。そのまま印刷ボタンをおしましょう!
ボトルドロップアプリ

デポジット額の確認
今現在のトータルデポジット額に加えて、20%増のデポジット額、これまでのデポジット履歴やデポジットの利用履歴も確認ができます。
近くの回収センターを調べる
近くの回収センターを調べることができ、さらには『PLUSロケーション』も調べることができます。このプラスと指定されているロケーションでは20%増量の額でストアクレジットで使うことができるのです!
ボトルデポジットにまつわるストーリー
近隣の街の返却率9%減少!?
2017年にオレゴンのボトルデポジットが5¢から10¢になった時、隣のワシントン州のクラーク郡の空容器返却率が9%下がったというお話があります。
水ぶちまけ現象勃発!?
SNAPというアメリカの低所得者向けの食料購入支援プログラムがあるのですが、それで購入したペットボトルの水を使って詐欺をする強者がいるようです。
どうやらかったばかりの水を全部捨て、その空容器を返却して現金を手に入れてガス代に回すようです。
SNAPのプログラムでは野菜、肉、果物などの一般的な食品しか購入することができないので、どうにかキャッシュを手に入れようとするのでしょう。
この現象はアメリカの農水省によってWater Dumpingと名付けられ、2013年からはこのような行為もSNAPの利用停止につながる行為として明言されることとなりました。
まとめ
慣れるまではちょっとわかりにくいボトルデポジットなんです。
どこでグリーンバッグが買えるのか、キオスクはどこにあって、どこにドロップオフできる場所があるのか、どこにセンターがあるのかなど、最初は不明なことばかりだと思うのですが慣れちゃえば便利です。
もう列に並んで1本1本返却口に投入が面倒になったら、ぜひ試してみましょう!
グリーンバッグは2ドルかかりますが、20%増量のプラスロケーションでストアクレジットとして使えばそんな気にならないものです。
もしわかりづらい点などあったら、ぜひ教えてくださいね!