犬と暮らす

愛犬がカーペットにオシッコをしてしまった時の掃除方法

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こんにちは!アメリカオレゴン州で夫と2匹の犬と暮らしているまるです。

愛犬との暮らしって本当に愛おしい時間がたくさんです。しかし飼い主なら誰でも経験する、“カーペットにオシッコ事件”に悩まされ困り果てる日々があるのも事実です。

特にアメリカではカーペットのお家が多いので、本当に困ってしまいます。私はこれまで3匹の子犬をカーペットのあるお家で育ててきたので何度も経験しました。

急いで拭き取って消臭スプレーをかけたつもりでも、どうしても臭いが残ってしまいます。

そしてその臭いで「あ、ここがトイレなんだな!」と賢い犬であるほど学習してしまって、何度も同じ場所で粗相を繰り返してしまう原因になるんです。

今日は子犬3匹をカーペットのあるお家で育ててきた経験から、エンザイム系クリーナーで掃除するとても効果的な方法をご紹介したいと思います。

こんな人におすすめ
  • ・子犬を飼い始めたばかりで、粗相の臭い対策に困っている方
  • ・カーペットに染みついた、臭いを諦めている方
  • ・前に粗相した場所に、また愛犬が繰り返しオシッコして困っている方

エンザイム系クリーナーとは?

エンザイム(酵素)系クリーナーは特定の物質を分解する働きを持っています。

オシッコの臭いの素であるタンパク質やアンモニアといった有機物に触れると、酵素がそれを無臭の小さな分子に分解してくれるんです。

そして臭いが完全に消えることで、愛犬は「ここはトイレじゃない」と認識し、同じ場所で粗相を繰り返すのを防いでくれるんです。

私はこのオレゴン発祥のバイオザイムという液体を使っていますが、Amazonなどでは“Pet Urline Enzymatic Cleaner”と探すと色々な種類のクリーナーが出てきます。

BIOZYME Enzyme Urine Remover 32OZ Spray Bottle

ペッツマートでも使われているエンザイム系クリーナー

ペッツマートのパピートレーニングに通っていた時のこと。店内には粗相があった時のためにいつでも使えるエンザイム系クリーナーが置いてあるんです。

トレーナーさんも「他のワンコにしつけの邪魔をさせないために、臭いを完全に消すことが大切」と話していました。

つまり臭いを完全に消すこと=しつけを成功させることなんですね!

エンザイム系クリーナーを用いて掃除する方法

エンザイム系クリーナーを利用することが効果的なことがわかりました。それでは実際に掃除する方法を見ていきましょう。

いずれのステップでもゴシゴシ擦ってはいけません。擦ってしまうと、水分と臭いの元がカーペットの繊維の奥に押し込まれてしまいます。

ステップ1 水分をしっかり吸収する

キッチンペーパーやペットのトイレシートをシミの上に重ねて載せます。

上から手のひらや足を使ってぎゅっと踏む(押す)の作業を繰り返します。ペーパーが水分を吸ったら、乾いた新しいものに交換しさらに吸い取ります。水分をできる限り取り除くことが重要です。

ステップ2 ぬるま湯で優しくすすぐ

カーペットに残ったオシッコの成分を薄める作業です。ぬるま湯を少し問題の部分にかけて、また乾いたペーパーなどで上からトントンと叩くように水分を吸い取ります。

熱湯はオシッコの臭いの成分をカーペットに定着させてしまい、さらに取れにくくししてしまいます。少し暖かいくらいのお湯がいいですね。

ステップ3 エンザイム系クリーナーをたっぷりかける

いよいよエンザイム系クリーナーの出番です!

シミの部分とその周りのカーペットの繊維の奥まで届くようにクリーナーをたっぷりとスプレーします。

スプレーした後は、クリーナーの説明にある通りの時間を待つのみです!酵素が働くには時間が必要なので焦ってすぐに拭き取ってはもったいないですよ。

時間が経ったら、キッチンペーパーなどで軽く拭き取り余分な水分をなくしましょう。後は自然乾燥もしくは扇風機を使って乾かすのもおすすめです。

ペットがクリーナーをかけたところにいかないように工夫ができると安心です。

ステップ4 カーペットクリーナーをかける(任意)

もしカーペットクリーナーを持っている場合は、エンザイム系クリーナーをかけて時間がたったこの段階で使うのがおすすめです。

分解された臭いの元と、エンザイム系クリーナーの残留物を、水で洗い流して強力に吸い取ることができます。

カーペットクリーナーをかけた後は結構湿っていると思うので、カビ予防のためにもしっかり乾かしましょう。扇風機や除湿機があると安心ですが、自然乾燥でも特に問題はありませんでした。

エンザイム系クリーナーが手元にない場合にできること

「今は家にエンザイム系クリーナーがない!」という緊急事態もあるかと思います。そんな時はキッチンにあるクエン酸の力を借りましょう。

これはあくまで応急措置ですが、臭いを一時的に和らげることができます。

クエン酸はスーパーではCitric Acidという名称で売られていることが多いです。

クエン酸スプレーの作り方と使い方

水200mlに対してクエン酸(粉末)を小さじ1をとかして、スプレーボトルに入れるだけでとっても簡単です。

愛犬のオシッコの臭いの素であるアンモニアはアルカリ性です。これに、反対の性質を持つ酸性のクエン酸を吹きかけると、お互いの力を打ち消し合う中和が起こります。

この中和作用のおかげで、一時的に臭いを弱めることができるのです!

  • クエン酸はあくまで応急措置です。臭いが完全に消えないとまた粗相する可能性があるので、必ずエンザイム系クリーナーを後から使いましょう。
  • カーペットの素材によっては色落ちすることがあります。初めて使うときは、目立たないところで試してから使ってくださいね!

まとめ

愛犬がカーペットの上でオシッコしてしまっても、もう心配する必要はないですね!

エンザイム(酵素)系のクリーナーを一つ用意しておくだけで、安心感が半端ありません。エンザイムの力でニオイの元を分子レベルで分解することによってニオイに悩まされることはもうありません。

これまでは強力な消臭スプレーを使って消臭したつもりになっていても、愛犬には分かってしまうことも。完全に臭いを取り除くことで、ここがトイレじゃないんだということを愛犬も学びやすくなるはずです。

お掃除の悩みから解放されて、愛犬との毎日を心から楽しんでくださいね!あなたの快適なわんこライフを心から応援しています。

本日も最後までお付き合いありがとうございました!