- 「オレゴンの人は傘をささないって本当?」と疑問に思っている人
オレゴンといえば、雨の多い場所として知られていますよね。
でも、面白いことに、この土地の人たちは雨の日でもほとんど傘を使わないんです。
えっ、どうして?って思いますよね。
さらに、その一方で、ポートランドの中心部には「アンブレラ・マン」と呼ばれる、傘を持った紳士の像があるんですよ。
ちょっと不思議ですよね。
オレゴンの人はなぜ傘を使わないの?
ポートランドに引っ越してきたばかりの頃、私は雨の日に普通に傘をさしていたんです。
でも、ふと周りを見てみると、地元の人たちはみーんな傘を使わずに歩いているんですよ。 最初は「なんで?」って思ったんですけど、住んでみてその理由がだんだん分かってきました。
1. 小雨が多いから、傘がいらない
オレゴンの雨は、日本の梅雨みたいにザーザー降る感じじゃなくて、シトシトとした小雨が多いんです。
濡れるといってもほんの少しなので、傘をさすほどでもないかな~って思うみたいです。
それに大体歩かなければいけない距離は車から建物という20メートルくらいの距離なんですよね!
2. レインジャケットが便利
オレゴンでは、防水のレインジャケットやフード付きのコートがとっても普及しているんです。
実は私も今ではレインジャケット派になっちゃいました。両手が空くし、何より身軽なんですよね。
3. 傘を持ち歩くのが面倒
オレゴンの人たちは、シンプルで実用的な暮らしを大切にしているみたい。
傘を持ち歩くのが面倒だし、どこかに置き忘れる心配もないレインウェアが断然便利なんですって。
4. 雨を避けない生き方
一番素敵だなって思うのが、オレゴンの人たちの「雨と共存する」考え方。
少し濡れるくらい気にしないし、むしろ雨を楽しむような感覚なんです。これって、自然を受け入れる暮らし方ですよね。
街のシンボル「アンブレラ・マン」
そんな「傘を使わないオレゴン」の文化とはちょっと対照的なのが、ポートランドの中心にある「アンブレラ・マン」です。
この銅像は、ポートランドのダウンタウンの中心、パイオニア・コートハウス・スクエアという広場にあって、正式な名前は「Allow Me(どうぞ、お先に)」と言います。
1984年にアーティストのジョン・スワード・ジョンソン2世さんが作ったそうです。 スーツを着た紳士が片手を差し出して、もう一方の手に傘を持っているんです。
地元の人たちにも観光客にも、とっても愛されています。
アンブレラ・マンの意味
「傘を使わないオレゴンの人たち」と「傘を持つ像」、なんだか不思議な組み合わせですよね。
でも、アンブレラ・マンにはオレゴンらしい深い意味が込められているんです。
1. 観光客を歓迎する象徴
パイオニア・スクエアは「ポートランドのリビングルーム」なんて呼ばれていて、地元の人にも観光客にも親しまれています。
アンブレラ・マンが片手を差し出すポーズは、「雨の日でも安心して来てくださいね」という温かいメッセージを送っているみたいです。
2. 雨に対するユーモア
地元の人たちは傘を使わないのに、街の中心には傘を持った像がある。
このちょっとしたギャップが、なんだかポートランドらしいユーモアなんですよね。
3. クラシックで優雅なデザイン
アンブレラ・マンのスーツ姿は、とってもエレガント。
実用性を超えた芸術作品として、ポートランドの文化的な深みを感じさせます。
アンブレラ・マンの見守るポートランド
雨の日のポートランドを楽しむコツ
オレゴンの雨の日は、ちょっとした工夫で楽しく過ごせます。
レインジャケットを着て街を散歩する:傘を持たない地元の人たちのスタイルを真似して、雨の中を歩いてみるのも楽しいですよ。
アンブレラ・マンと写真を撮る:雨の日のアンブレラ・マンは特に素敵!濡れた銅像がしっとりとした雰囲気を醸し出します。
カフェでまったりする:雨音を聞きながら、ポートランド自慢の美味しいコーヒーを楽しむ時間もおすすめです。
まとめ:雨を受け入れる街の魅力
オレゴンの人たちが傘を使わない理由と、傘を持つアンブレラ・マン。
一見矛盾しているようですが、どちらもポートランドの雨文化を表しています。
雨を避けるのではなく、受け入れる地元の人々の暮らし方と、観光客を温かく迎えるアンブレラ・マンの姿。
その両方が、雨を楽しむポートランドの魅力そのものなんです。
次回ポートランドを訪れるときは、ぜひ雨の日を楽しんでみてくださいね。
そしてパイオニア・スクエアのアンブレラ・マンに会いに行って、この街の素敵な雨文化に触れてみてください!