こんにちは!アメリカオレゴン州在住、夫と2匹の犬と暮らしているまるです!
アメリカでは多くの家庭が犬や猫などペットを迎えています。
今日はそんなペット大国のアメリカで犬を飼っている、もしくはこれから犬を飼おうと思っている方に向けて家庭犬としてアメリカで飼い主参加型で受けられるトレーニングについてご紹介したいと思います。
犬を飼ったことがある方はもう痛いほどわかっているかも知れませんが、トレーニングなしでは犬というのはただのやんちゃな動物です。
猫ちゃんならトイレトレーニングくらいで、そんなにトレーニングを張り切る必要もありませんが、犬となると別の話です。
好き勝手している犬も可愛いですが、お散歩やグルーミング、獣医さんなど日頃から公の場に行く機会のある犬は多少のトレーニングをしておいた方が飼い主も犬も周りの人や犬も安全に過ごすことができるはずです。
それでは、アメリカではどんな犬のトレーニングがあるのかをみていきましょう。
犬のトレーニングの形態
まず、犬のトレーニングの形態には大きく分けて2種類あります。
「飼い主が参加するタイプ」と「犬をトレーナーに預けて行う短期集中型のトレーニング」があります。
それぞれメリット・デメリットがあるのでみていきましょう!
飼い主が参加するタイプ
飼い主と犬が一緒に学ぶスタイルで、信頼関係を深めながら社会性やマナーを育てるのが目的です。
地域のペットショップや地元のドッグトレーニングクラブで行われています。コロナ以降はオンラインのZoomなどのオンライン会議システムを利用したバーチャルのトレーニングも人気を集めているようです。
メリット
- 飼い主が犬と直接向き合う時間が増えるため、信頼関係が強くなる。
- 犬だけでなく、飼い主自身も「犬の行動を理解するスキル」が身につく。
- 日常生活でもトレーニング内容を応用できる。
- アジリティやスイミングなど運動を通して楽しめる。
デメリット
- 定期的な通学と復習が必要
- 一貫した指導が求められるので、飼い主の根気が試される。
- 成果が出るまで時間がかかる
トレーナーに預けるタイプ
犬を一定期間(1日から8週間)専門のトレーナーのお家や施設に預け、トレーナー集中的にトレーニングを行ってくれるタイプです。
Board & Train(合宿トレーニング)、Day Training(通い型トレーニング)などがあります。
メリット
- プロが集中的に教えるため、動作の習得が早く短期間で成果が出やすいです。
- 吠え、ひっぱり、分離不安など問題行動の矯正に有効です。
- 仕事などで時間が取れなくてもプロに任せられる。
デメリット
- 犬がトレーナーに従っても家で再現できない可能性がある。
- 合宿タイプだと数千ドルかかる場合もある。
- 環境が変わり、家庭と異なるルールに戸惑うことがある。
- 帰宅後の飼い主の学び直しがないと成果が続かない。
家庭犬の基本のトレーニング
家庭犬に向いている飼い主参加型の基本のトレーニングをいくつかご紹介したいと思います。
トレーニングの種類の多いアメリカ飼い主の性格や犬の性格、住んでいる地域、犬と成し遂げたい目標などを考慮して受けたいクラスを探してみましょう。
初級オビディエンス
おすわり、アイコンタクト、タッチ、待て、呼び戻しなどの基本コマンドを遊びながら学ぶことのできるクラスです。
人や犬への社会化にも最適で、初めてトレーニングに参加するのにぴったりのプログラムになっています。
人間で言うならひらがな・カタカナを学んでいる感じです。
中級・上級オビディエンス
初級クラスの内容を踏まえてさらに難易度が上がります。
リードを引っ張らない、ついて歩く(ヒール)、落ち着いて待つ(スティ、ウェイトの使い分け)、他の人や犬にフレンドリーに挨拶する方法などを学ぶことができます。
人間で言うなら学んだひらがな・カタカナを使って文章を書けるようになる段階ですね!
アクティブな飼い主と参加したいトレーニング
ドッグトレーニングと一言で表しても「家族としてのマナーづくり」から「趣味・競技」まで目的に合わせた色々なクラスがあります。
この項目ではアクティブな飼い主が趣味・競技として参加できるものを集めてみました。
ラリー
ラリーはコース上に用意されているサインに従って動く競技です。スピードよりも飼い主と愛犬の息の合った動きが大切です。
もともとはオビディエンス(服従訓練)をもっと楽しく、カジュアルにしたものとしてアメリカで発展したものです。
コース上には15〜20枚くらいの指示標識が置かれていて、飼い主と犬は一緒に歩きながら順番にこなしていきます。
犬は命令されるのではなく、一緒に楽しむスタイルなんです!
アジリティ
アジリティはハードル、トンネル、シーソー、スラロームなどを飼い主の指示に従って走り抜けていくスポーツです。飼い主が声とハンドシグナルで誘導して、いかに正確に・早くゴールできるかを競います。
体力と集中力を使うので、エネルギッシュな犬にぴったりです。
一般家庭の犬でも気軽に始められる人気のトレーニングとして広まっています。
ハイキングマナー
ハイキングマナーはオレゴン州など自然豊かな州で人気のトレーニングです。
トレイルでの呼び戻し、オフリーシュマナー、他犬とのすれ違いの練習などをします。
犬と飼い主がアウトドアを安全に楽しむための現実的スキルが学べます!
フリースタイル
フリースタイルは音楽に合わせてダンスのように動くトレーニングです。
服従訓練をベースに、ターン・スピン・バック・ジャンプ・ウィーブ(足の間をくぐる)などを組み合わせ、一緒にダンスのように表現します。
飼い主と犬との集中力と信頼関係が深まるとされていて、屋内で小型犬から大型犬まで幅広く楽しめるエンターテイメント型トレーニングです!
ディスクドッグ
ディスクドッグは飼い主が投げたフリスビーを犬がキャッチして持ち帰る競技です。
距離を競うディスタンス型と、音楽に合わせて演技を披露するフリースタイル型があります。
ディスクと広い場所があれば始められることから人気なトレーニングの1つです。
スイミング
犬のスイミングというと足を悪くした犬のリハビリをイメージされがちですが、これは健康維持や運動不足解消のための遊びとしての水泳です。犬が泳げるように基礎から教えてくれるクラスもあります。
トレーナーが指導するタイプと飼い主が一緒にプールに入ることができるタイプのトレーニングがあります。初心者犬はライフジャケットも着用できるので安心ですね。
関節に負担をかけずに全身運動できるため、大型犬や老犬に最適ですね!
ドックダイビング
スイミングのトレーニングにも慣れてきたらトライしてみたいのがドックダイビングです。プールの台(ドック)からジャンプして飛距離や高さを競うスポーツです。
ラブラドールやボーダーコリー、レトリバー系の犬に人気で、ボールを追いかけて水に飛び込む姿は魅力的です!
アメリカでは夏になると全米各地で大会が開かれるほど人気で、犬が思いっきり楽しめる水のアクティビティなんです。
犬の嗅覚を生かしたトレーニング
犬の優れた嗅覚を生かして飼い主と楽しく参加できるトレーニングもアメリカでは人気を得ています。
どんな性格の犬にも向いていて、心と体の両方を満たすとても優れたトレーニングなんです。
どのようなものがあるのか見ていきましょう!
バーンハント
バーンハントは藁で作られた迷路の中で、隠されたチューブ入りのネズミを探す嗅覚ゲームです。
犬は嗅覚だけでネズミの位置を見つけ、飼い主に知らせるのが目的です。
牧場の納屋(barn)で犬がネズミを探す仕事ごっこです。ちょっと想像するとおもしろいですよね!
飼い主は犬の反応を見て「ラット!」と宣言する必要があります。
制限時間以内に正しい場所を当てることができたらクリア!というゲーム感覚のトレーニングです。
ノーズワーク
ノーズワークは犬の嗅覚能力を生かして特定のにおいを探すトレーニングです。
麻薬探知犬や災害救助犬などの専門的な仕事を、一般の家庭犬でも楽しめるようにしたスポーツ版です。
最初はおやつ探しから始まり、徐々に特定のエッセンシャルオイルの香りを識別する練習に進みます。
室内でもできるので、雨の日の頭の運動にもぴったりですね!
トラッキング
トラッキングはバーンハントやノーズワークなどと同じく、犬の嗅覚を生かした作業系トレーニングです。
地面についた人や犬の匂いの跡を辿るトレーニングです。
もともとは警察犬や救助犬の訓練に由来していて、行方不明者を探す、落とし物を見つけるといった現場でも活用されるトレーニングです。
捜索救助犬の基礎スキルでみあり、アウトドア好きの飼い主にも人気のトレーニングです。
状況別トレーニング
迎え入れたばかりの犬や、まだ特定のトレーニングに参加するにはちょっと…という場合は同じような状況の飼い主や犬たちとコミュニケーションの基盤を作るトレーニングに参加するのがおすすめです。
パピー教室
迎え入れた子犬をトレーニングに通わせたいと思ったら、まずはパピー教室。初めてのトレーニングにぴったりです。
社会化や「おすわり」「まて」などの基本コマンドを学びます。
明るくて楽しい雰囲気にクラスが多く、パピー気の良い思い出になります。
4週から6週にわたるクラスが多いのですが、1週目と最終週でパピーの姿がだいぶ変わるのもみていると、成長に驚かされます!
よくある初級オビディエンスクラスと内容は似ていますが、ワクチンの終わっていない子犬期の犬が参加していて、安全な環境になるように配慮されている場合が多いです。
リアクティブドッグトレーニング
リアクティブドッグトレーニングは、他の犬や人に吠えたり、緊張しやすい犬向けのクラスです。
少人数制で落ち着いて行動できる練習をします。
苦手な対象を見た瞬間に「good!」と声をかけてご褒美をあげて、見る=怖くない・良いことが起こると学ばせます。
犬の安心感を取り戻す練習になり、飼い主も犬のサインを読み取る力をつける練習にもなります。
保護犬トレーニング
保護犬トレーニングはシェルターや保護団体から迎えた犬に対して行う、心のケアと生活再建のためのトレーニングです。
過去の経験や不安や恐怖を抱えた犬が安心して人と暮らせるようになるためのトレーニングです。
少人数制もしくはプライベートレッスンが人気な傾向です。
小型犬トレーニング
体格や性格、生活環境を考慮したトレーニングです。
小さい体だからこそ、恐怖心が強かったり、守ってあげたくなる気持ちから甘やかされがちの小型犬。
その結果、吠え癖や抱っこ依存、トイレの失敗などが起こりやすいのが特徴です。
大きな音や人への恐怖心を減らし、自信をつけるように導きます。
タイトルや資格を目指せるトレーニング
飼い主も犬も、練習の方向性がはっきりしてモチベーションにつながるトレーニングをいくつか挙げたいと思います。タイトルを取得すると、公式イベントや競技会に参加できる場合が多いです。
AKCに登録されている犬なら血統書にも資格が乗ることになります。もちろんAKCに登録されていないミックス犬もタイトルの取得は可能です。
トリックトレーニング
犬の学習能力と遊び心を生かした楽しいトレーニングです。家庭でも簡単に始められて、犬の頭と体の両方を使えるのが特徴です。
おて、ふせ、回る、たつ、ジャンプなどの基本のトリックからバック、スピン、ものを持ってくるなども学べます。
AKC (American Kennel Club)から犬が特定の条件や試験をクリアした場合タイトル(称号)を受け取ることができます。
CGC(Canine Good Citizen)テスト対策
CGC(Canine Good Citizen)はAKCが認定する犬のマナー基礎テストです。合格するとCGCのタイトルえお取得でき、セラピードッグ申請や他のタイトル取得へのステップに役立ちます。
日常生活での落ち着きとマナー向上、飼い主が自信をもって犬を扱えるようになる、公共のの施設やドッグフレンドリーなスペースで受け入れられやすくなります。
「競技のため」というよりは日常生活をもっと快適にするためにマナーを学ぶ場所です。
セラピードッグトレーニング
セラピードッグトレーニングは病院・老人ホーム・学校・図書館などで人を癒すお手伝いをする犬のためのトレーニングです。
犬が人間に安心、落ち着き、癒しを与えられる存在になることが目的です。「芸」や「競技」より穏やかさ・忍耐・社会性を育むことが重視されるクラスです。
多くの場合、CGCを保持していることが受講の前提となっているようです。
ドッグトレーニングQ&A
ESAにはトレーニングは必要ありません。盲導犬などのようなサービスアニマル(介助犬)は犬自身が資格を持ちますが、ESAは飼い主が認定を受けることになります。
これは、「はい」と「いいえ」の両方です。
これは子供を塾の夏期講習などに送り出しても、自宅で復習をしなかった場合は自然と忘れていくのと一緒です。
飼い主参加型、トレーナーに預ける型、いずれもその後の行動が鍵を握っていると思います。
まとめ
ペット大国アメリカには様々なドッグトレーニングがあることがわかりましたね!
飼い主の性格と犬の性格、住んでいる環境や生活パターンに合わせて興味のあるドッグトレーニングに参加してみてはいかがでしょう?
基本のトレーニングから、アクティブに体を目一杯動かせるトレーニング、心と体を満たせるトレーニングに、状況別トレーニングに、タイトル(資格)を目指せるトレーニングまで!
広いアメリカらしいトレーニングなど日本で体験できないトレーニングを体験するもよし、雨雪の季節にたくさん参加するもよし、外が暑すぎて散歩にあまりいけない時期に参加するもよしです!
我が家は犬のためとして参加していますが、もはや飼い主のエンタメ感覚で参加している気もします。中には子供が巣立って時間が余っている人も多く参加している様子です。
犬と人間が楽しく時間を過ごせるアメリカらしいトレーニングにぜひ通ってみましょう!
本日も最後までお付き合いありがとうございました!
我が家のわんこも時々トレーニングに参加して、その様子をインスタグラムにアップしています!ぜひ気になる方はフォローお願いします!


